薄毛対策とひとことで言ってもさまざまな方法があります。というのも薄毛は遺伝、食事、ストレス、運動などさまざまな要因が絡み合って起こるからです。

その中で、今回は「運動」をテーマにお話したいと思います。

理由は、運動に育毛が関係しているということを知らない方が多いからです。

逆に、「運動しすぎると返って薄毛になる、ハゲやすい」と思っている方が多いのではないでしょうか?

このまま読みすすめて頂ければ、「育毛にとって運動は意外と重要な要素ななんだ」ということがおわかりいただけることでしょう。

運動不足は薄毛・抜け毛の原因になるって本当?

運動と薄毛、そして育毛には、実は意外と重要な関係があります。それを知ることで、運動に対する考えが変わるかもしれませんね。

運動するとハゲるは間違い?

男性、女性問わず、おそらく世の中の多くの方は運動すると男性ホルモン(テストステロン)が体内に増えるので薄毛になりやすいと思っているのではないでしょうか?

確かに、筋力アップにつながる過度な運動は確かに薄毛やハゲのリスクを高めると言われています。

逆に今では運動不足が薄毛を助長すると言われています。しかし、運動不足がすぐさま薄毛に直結するわけではありません。

毎日、適度に運動をすることは健康にとっても髪の毛にとっても好影響を与えてくれます。

ぜ運動が薄毛予防・対策に繋がるのか?

運動をすると体があったまりますよね?それは体を動かすことで凝り固まった全身の筋肉がほぐれ、全身のすみずみに血液が巡るようになるからです。

体内にある血管は約10万キロ。地球の約2周半分に匹敵します。そして全身を巡っている血管の95%は毛細血管で、その太さは1/10mmと実に細いこと。

その毛細血管が密集しているのが頭なのです。心臓から押し出された血液は下へは通いやすいですが上、つまり頭へは通いにくいのです。

そう考えると、日頃から適度な運動をすることで髪の毛や頭皮へ栄養が行きわたりやすい環境になるというわけです。

いくら高価な育毛剤を使おうとも、マッサージを念入りにしようとも、髪の毛を作るには栄養が必須です。

血液の巡りが悪ければ髪の毛や頭皮にまで栄養がしっかりと届きませんよね。その結果、薄毛や抜け毛が進行してしまうのです。

適度に体を動かすことは育毛に重要

男性ホルモンが薄毛やハゲの原因と言われていますよね。その1つにジヒドロテストステロン(DHT)があります。

髪の毛は一定の周期で生えては抜け、抜けては生えるを一生繰り返しています。

これをヘアサイクルと言いますが、DHTは、このヘアサイクルを乱すため薄毛を助長させる因子だと言われています。

この薄毛やハゲの原因となるDHTは汗や尿で体外に排出することができます。運動によって汗をしっかりとかくことで、このDHTの排出を促すことができます。

育毛を促すホルモン分泌にも関係

さらに運動することで適度に疲労し、その結果、質の良い睡眠にも繋がります。

睡眠は実は育毛とは切っても切れない密接な関係があると聞いたことはありませんか?

理想の睡眠時間は8時間なんて聞いたりしますが、6時間でもOKなのです。大事なのは睡眠時間ではなく、睡眠の質なんです。

深く質の良い眠りは髪の毛の生成には欠かせない成長ホルモンの分泌と深く関わっています。

日常生活の中に適度な運動を取り入れることは、血行を促進して髪の毛や頭皮への栄養補給に役立つだけではなく、質の良い眠りを誘い成長ホルモンの分泌を活発にすることができます。

そう考えると、運動と育毛は重要な関係にあると言えるのではないでしょうか。

どんな運動が薄毛に効果的なの?

運動と育毛の関係についてお話してきましたが、いざ運動を始めても継続しなければ意味がないですよね。

張りきっていきなりハードな運動をしても毎日続けるとなると仕事の疲れもあるし、休みはゆっくりしたいという日もあるでしょう。

今の自分に無理のない程度で運動を継続していけるのが望ましいですよね。そして、それが育毛へ繋がればなお良しです。

では、どんな運動が良いのでしょうか?

運動の中でもとくに効果的な運動は「有酸素運動」です。

有酸素運動って何が良いの?

有酸素運動という名前は聞いたことがあっても、「実際に何がどう良いんだ?」という方もいるでしょう。

その前に、脂肪や糖質について。

この2つの栄養は体を作ったり、動かしたりするために必須の栄養ですよね。ただ、これらの栄養を体内で活かすには燃焼しなければいけません。

つまり栄養を燃やしてエネルギーにしなくてはいけないのです。より燃やすには何が必要?

そうです。酸素が必要ですよね。

有酸素運動とはより多くの酸素を体内に取り入れることで、脂肪や糖質の燃焼を最大限に促す反復運動のことです。

規則的な運動を繰り返し、運動の中でも比較的軽いのでどなたでも続けやすいメリットもあります。

一酸化窒素が育毛にも効果的?

有酸素運動はエネルギー生産を活発にするだけでなく、実はもう一つ育毛にとってありがたい働きがあります。

それが、一酸化窒素です。

一酸化窒素には、

血管を拡張させて血行を良くする
成長ホルモンの分泌を活発にする

という育毛にとってはなんともありがたい働きがあるのです。

有酸素運動をすることで、体内の一酸化窒素(NO)が増えるという研究データもあるので、運動不足を感じる方は始めてみるのも良いかもしれませんね。

有酸素運動の5つのメリット

有酸素運動についてお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?

わかりやすく運動の中でも有酸素運動がおすすめする理由についてまとめておきます。

《有酸素運動のメリット》

  1. 十分な呼吸を確保しながら行える
  2. 筋肉に負荷をかけ過ぎず弱い力で行える
  3. テレビを見ながら、会話をしながら楽しく行える
  4. 運動が苦手な方も無理なく行える
  5. 時間的に余裕がなくても短時間で行える
  6. 天候に左右されず屋内でできる

筋トレは薄毛になると聞くけど…

適度な運動は育毛に良いと言われていますが、では筋トレはどうなのか?

「筋トレすると薄毛になる!ハゲるからやめたほうがいいのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか?

私も、昔から「筋トレ=ハゲる」という認識がありましたから。

実際のところどうなのか気になる方も多いでしょうから、参考までに見てみてください。

過度な筋トレは要注意!その理由は?

有酸素運動は適度な負担で行えるのでいいですが、筋トレのやりすぎは要注意です。

なぜなら、筋トレは有酸素運動とは真逆で「無酸素運動」だからです。

無酸素運動とは、短距離走、階段の昇り降り、筋トレ、ウェイトリフティングなど瞬発力を要する運動で、酸素を利用せず筋肉に貯めておいた糖質をエネルギー源として使います。

筋トレが薄毛やハゲを助長する理由とは?

無酸素運動の中でもとくに瞬発力が必要で負荷がかかるのが筋トレと言われています。

ではなぜ無酸素運動、つまり筋トレが育毛に良くないのかというと、、、

筋トレをすると男性ホルモンである「テストステロン」が25%も増加すると言われています。

テストステロンは筋肉の再生には欠かせないホルモンなので必要です。いきなり筋トレや激しい運動をすると筋肉痛になりますよね。

これは筋肉細胞が破壊されて炎症を起こしているからです。筋肉を付けるには今ある筋肉を一度壊して再生させる必要があります。

この時に、テストステロンが筋肉の再生に関わっています。

またテストステロンは髪の毛の生成にも関与しているため、適量のテストステロンであれば育毛に好影響を与えてくれます。

しかし、体内で過度にテストステロンが分泌されるとヘアサイクルを乱れさすジヒドロテストステロン(DHT)が増加しやすくなります。

また無酸素運動はテストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)を増やすだけではありません。

筋肉が極度に痛むため回復・再生に体内にある大量のアミノ酸(タンパク質)が消費されることになります。

アミノ酸は筋肉をはじめ内蔵、骨、血管を作る材料になるばかりでなく髪の毛を作る上でも不可欠な栄養です。

髪の毛は体内の各部位の中で栄養がもっとも後回しにされる部位です。ただでさえ、後回しにされるのに筋肉の回復、再生に大量にアミノ酸が使われれば髪の毛まで回ってきません。

その結果、髪の毛に必要なアミノ酸が不足、その結果、髪の毛の成長に支障がでて薄毛を進行させてしまうというわけです。

筋トレ(無酸素運動)による薄毛リスクを減らす方法

過度な無酸素運動は薄毛を進行させるため注意が必要ですが、だからと言って絶対にしてはダメかと言うとそうではありません。

適度な無酸素運動なら問題はないのです。過度な無酸素運動がNGなのです。

無酸素運動をするときは、その後にある2つことをやることで薄毛のリスクを低減することが可能です。

無酸素運動の量に見合ったアミノ酸(タンパク質)をしっかり摂取する
有酸素運動も併せて行う

アミノ酸(タンパク質)をしっかり補うことで体内の過度なアミノ酸消費量を減らすことができます。筋トレする人、例えばボディービルダーたちは日頃から低脂肪、高タンパクな食事を心がけていますよね。

例えば、鳥の胸肉(ササミ)などがそうです。またプロテインを必ず飲んでいますよね。

ただ、アミノ酸だけでなくビタミンやミネラルとバランスよく摂取することを心がけましょう。

何事も適度にバランスよくが良いと言いますが、健康な体を作るだけでなく元気な髪の毛を作るためには適度な運動とバランスの良い栄養を日頃から心がけることが大事なんですね。