薄毛が気になり始めると、おそらく多くの方は育毛剤に目がまず行くのではないでしょうか?
それは決して間違ってはいません。ですが、まず目を向けてほしいのが日々使っているシャンプーなんです。
なぜなら、毎日使っているシャンプーによって、今あなたが行っている育毛予防・対策に少なからず影響を与えるからです。
あなたが行っている育毛予防に好影響を与える場合もあれば、逆に悪影響を与えることもあるということを知っておいてほしいのです。
毎日、シャンプーをするのでしたら、あなたの育毛により良い効果を得られたら良いですよね。
シャンプーに関する疑問や相談は多岐にわたりますが、その中でも当記事はシャンプーの配合成分と選び方をピックアップしてご紹介しています。
いろんな種類があるけど、どんなシャンプーが育毛に良いの?
ドラッグストアなどに行くと、その区画にいろんなシャンプーが陣取っていますよね。
実に各メーカーからたくさんの種類のシャンプーが販売されています。
シリコン入り、ノンシリコン、オーガニック、アミノ酸系、高級アルコール系シャンプーなど・・・。
これだけたくさんの種類があると、「いったいどれが髪に良いの?」「育毛に良いの?」と迷ってしまいますよね。
シャンプーの種類は主に、配合されている「洗浄成分」で分類されます。
今から、どんなシャンプーが良くて、逆になるべく選ばない方が良いシャンプーをピックアップして紹介します。
頭皮・毛髪にNGなシャンプーとは?
「NGなシャンプー」というと語弊があるかもしれませんが、あえてここでは育毛を考えるならおすすめできないシャンプーもあります。
その代表的なものとして2種類のシャンプーがあります。
といってもデメリットばかりではなくメリットもあるので知っておきましょう。
高級アルコール系シャンプー
高級アルコール系シャンプーは、なんといっても経済的なので家計にやさしいというのがメリットです。
配合されている成分は主に4つ。
これらの成分を使うことでコストは抑えられて安価で販売されています。安いものだと200円前後から高くても1000円未満で購入できるものがほとんどです。
そして、洗浄力も泡立ちも他のシャンプーと比べて群を抜いています。
ただ、これがメリットでもあり育毛にとってはデメリットでもあるのです。
石鹸系シャンプー(アルカリ性)
石鹸系シャンプーは美容師さんもおすすめしているシャンプーなので必ずしもNGシャンプーというわけではありませんが、やはり注意すべき点もあります。
主に配合されている成分は・・・
注意しなければいけないのは、パーマやヘアカラーをしている方です。パーマ液やカラー剤にはアルカリ剤が入っているため髪はアルカリ性になります。
時間が経てば中性から酸性へと戻っていきますが、石鹸系シャンプーを使っているとその戻りが遅くなります。なぜなら石鹸系シャンプーは成分がアルカリ性だからです。
髪がアルカリ性になるとキューティクルが開いた状態になるため痛みやすくなります。それだけでなくアルカリ性は頭皮へ刺激になるのでパーマ液やカラー剤は頭皮へは付着させないようにという注意書きがありますよね。
育毛を考えるのであれば、あまりおすすめできないシャンプーと言えます。
薄毛・抜け毛予防におすすめのシャンプーとは?
前述したように育毛を効果的にする補助的なアイテムはいくつかありますが、毎日使うシャンプーは実は育毛効果のアップが期待できます。
その代表的なシャンプーは以下に紹介する2種類です。
アミノ酸系シャンプー
おそらくシャンプーの中でももっとも聞きなれたのがアミノ酸系シャンプーではないでしょうか?
”アミノ酸”という名前からして何か髪によさそうなイメージですよね。
アミノ酸系シャンプーに主に使用される成分は・・・
洗浄力は強くもなく弱くもなくと適度で頭皮にはとても優しいシャンプーの代表格です。
頭皮のベタベタ感の原因は皮脂ですが、これをキレイ、サッパリ洗い落とすと逆に頭皮は痛みます。
皮脂には紫外線やホコリ、整髪料などの刺激から頭皮を守る役目もあるため適度に残しておかないといけません。
そういう面でアミノ酸系シャンプーは汚れをしっかり落としつつ適度に皮脂を残してくれるため頭皮環境を維持するには持って来いなのです。
ただ、メリットばかりではなく当然デメリットもあります。
ベタイン系シャンプー
ベタイン系シャンプーと言うと馴染みがない方も多いのではないでしょうか。
ここ数年、注目されているシャンプーで日々行っている育毛対策の効果をアップさせてくれるシャンプーの代表格です。
使用されている成分は主に、「コカミドプロピルベタイン」です。といっても「なんのこっちゃ・・・」って感じですよね。
植物に含まれる天然成分「ベタイン」を配合したシャンプーです。
洗浄力はアミノ酸系シャンプーと同じくほどよい弱さですが、汚れはしっかり落としつつ皮脂を適度に残しくれるため頭皮にはとても優しいシャンプーです。
しかし、当然ベイタン系シャンプーにもメリットもあればデメリットもあります。