頭皮の臭いの原因と対策

毎日、シャンプーで念入りに洗っているのに朝起きると臭っている…
朝シャンプーしても夕方になるとプ~ンと臭い始める
洗髪して髪を乾かしてもすぐに油っぽい臭いがする…

あなたも、こういった頭皮の臭いに悩まされていませんか?

実は意外と頭皮の臭いに悩まされながら生活している人は男性女性問わず多いようです。臭いがあると人と話す時はもちろん、そうでない時も一目が気になってしまいますよね。

今回は、そんなあなたのために臭いが発生する原因と、解消するための対策法をご紹介していきます。

頭皮の臭いはなぜ起こる?

臭い対策をするにもまずは、そもそも「なぜ頭皮が臭うのか?」を知ることが先決です。

実は頭皮ではなく髪の毛に付いた臭いが原因で頭皮が臭いと勘違いしている方もいます。しかし、この場合はシャンプーなどで洗髪すれば簡単に取れます。

問題は、頭皮自体が臭っている場合です。

ずばり、頭皮が臭う原因は以下の2つです。

過剰に分泌された皮脂が酸化した臭い
加齢臭による臭い

それぞれの原因を詳しく見ていきながら、適切な対策をして今まで悩まされ続けた頭皮の臭いをスッキリ解消してましょう。

頭皮が臭う原因その1-皮脂の酸化

まず1つ目の原因は皮脂の酸化です。臭いが発生している方の多くは過剰に皮脂が分泌されています。

もともと頭皮の皮脂分泌量は体の他の部位よりも多く顔のTゾーンの約2倍と言われています。

しかし、本来、皮脂分量を調整する働きが備わっています。頭皮に限らず、皮脂の分泌量は多すぎても少なすぎてもダメ。常に一定の分泌量を保つようになっています。

というのも皮膚にはブドウ球菌・マラセチア菌・イースト菌といった常在菌が住んでいます。

そして、これら常在菌が皮脂を分解し、水に溶けやすい物質に変え表皮の水分と一緒になって皮脂膜を作ります。

この皮脂膜によって皮膚や髪の毛はバリアされてホコリや紫外線といたった外的刺激から守られているのです。

また皮膚に潤いを与えたり髪の毛の艶をよくしてくれるのも、この皮脂膜があるからです。

しかし、皮脂は常在菌や真菌のエサとなるため、過剰に分泌された状態になると常在菌や真菌が異常に繁殖し刺激物質を作り炎症を起こします。

さらに余分な皮脂は紫外線などの影響で酸化すると「脂肪酸」や「過酸化脂質」へと変化します。

この皮脂の酸化こそが、頭皮のモワ~っとした脂っぽい臭いの原因となるのです。そしてそれだけではなく、頭皮を刺激して頭が痒くなったり、フケが異常に発生する要因にもなります。

ただ、ここで問題なのは皮脂の酸化ではありません。

皮脂の分泌量が正常であれば、仮に酸化したとしても他人が気になるほどの臭いは発生しません。そもそも皮脂が酸化する前に常在菌が皮脂膜に作り変えてくれるわけですから。

問題なのは皮脂膜を作るのに必要な量を超えて過剰に皮脂が分泌されることです。

ではなぜ過剰に分泌されるようになったのか?この機会にチェックしてみましょう!

過剰な皮脂分泌を招く要因とは?

皮脂が過剰に分泌されるようになった原因は1つではなく、いくつかの原因が重なって起こります。

  • 加齢による皮脂の分泌量調整ができなくなる
  • 脂っこいものや刺激物などの多い食事
  • 男性ホルモン
  • ビタミンB6の不足
  • 睡眠不足
  • 便秘
  • ストレス
  • などさまざまな要因によって起こります。そしてこれら要因がより多く重なるにつれ臭いも比例してきつくなっていきます。

    良かれと思ってしているケアが原因かも?!

    そしてこの機会に、まず見直してもらいたいことがあります。

    というのは頭皮や髪の毛に良かれと思ってやっている頭皮ケア・ヘアケアが臭いの原因となる過剰な皮脂の分泌を招いているケースが多いからです。

    その1つが「シャンプーによる洗いすぎ」です。

    頭皮は不衛生な状態ではもちろんダメですが、清潔にし過ぎてもダメです。実にデリケートなのです。

    前述したように皮脂は皮脂膜となって頭皮や髪の毛に潤いと艶を与えてくれます。またバリア機能の役目を果たしています。

    ですから必要以上に皮脂を取りすぎてしまうと、必要な皮脂を補おうと分泌量が急激に増えてしまいます。

    わかりやすい所でいうと、顔がいつも脂っぽくギトギトしているからといって過度に洗顔してしまうと、皮膚が乾燥して余計に皮脂が分泌されギトギトしてしまう・・・

    こういった経験をされた方もいるのではないでしょうか?

    この場合、顔が脂症肌と勘違いする方もいますが、実はこれは乾燥肌による脂性を招いているのです。

    洗浄力の強いシャンプーを使って洗いすぎている
    毎朝、シャンプーで洗髪している

    臭いが気になるからと余計に「しっかり洗わなきゃ!」と思ってしまいますよね。でもこれ自体が実は逆効果なのです。

    皮脂は必要以上に洗い落とさず、適度に残しておくことが大切です。

    過剰な皮脂分泌を解消するためには?

    皮脂は落とし過ぎず、残し過ぎずが大事と言いましたが、これっていまいちアバウトですよね。

    しっかりと調べるには頭皮の専門機関などで測定してもらうしかありませんが、なかなか毎回というのは難しいですよね。

    まずできることは、

    洗浄力が強すぎず程よいシャンプーに替える

    シャンプーもさまざまなタイプのものが販売されているので、どれが良いのか迷いますよね。

    一般的に洗浄力が適度で頭皮に優しいシャンプーと言えば、「アミノ酸系」「ベタイン系」のシャンプーがおすすめです。

    シャンプーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。

    薄毛が気になるあなたへ~正しいシャンプー方法を実践しよう!

    朝シャンを止める

    朝シャンは止めればいいと言っても毎朝している方からすると、かなり勇気がいることです。洗わないと臭いが気になるし・・・となりますよね。

    でもここは勇気を振り絞ってやめてみることです。どうしてもという方は、シャンプーではなく湯シャンと言って、ぬるま湯(38度ほど)で洗うようにしてみましょう。

    そしてもう一つ注意することは、夜の洗髪です。必要以上にゴシゴシ洗わないよう気を付けましょう。

    おそらく臭いが気になるからと入念にシャンプーを泡立てて2分~3分以上も洗っていませんか?

    適度な皮脂を残して頭皮に優しい洗い方を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

    薄毛が気になるあなたへ~正しいシャンプー方法を実践しよう!

    湯シャンに切り替える

    湯シャンを習慣にしている方も多いようですね。

    湯シャンする場合はお湯の温度を気を付けましょう。40~42度くらいの温度だと皮脂を取りすぎてしまうので目安は38度程度のぬるま湯で洗いましょう。

    くれぐれも頭皮を指先でゴシゴシこすり洗いするのはやめましょう。頭皮を傷つけるどころか、新しく生え変わってきた新生毛を摩擦で引っこ抜いてしまいます。

    洗い方は、前項で紹介している「正しいシャンプ洗いの方法」をご紹介した記事を参考にしてみてください。

    ますは、これら3つを試してみてはいかがでしょうか。

    その上で、脂っぽい食事が多い方は少し制限して野菜や海草などを多くとるよう心掛けてみましょう。

    何か特別なことをすることはをする必要はありません。

    「これをすればスッキリ解消!」みたいな魔法的な方法なんてありませんから。

    毎日の習慣をまずを見直してみる。そして改善できるところから改善していく。地味ですがこういった積み重ねで徐々に悩みも解消されていきます。

    頭皮が臭う原因その2-実は加齢臭が臭いの元凶?!

    頭皮が臭いもう1つの原因に加齢臭があります。

    加齢臭も脂っぽいモワァ~っとした臭いが特徴で男性女性問わず、これに悩まされている方がおおいのが現状です。

    「加齢臭とはそもそも何なのか?」
    「中高年特有の加齢臭の原因とは?」

    まずは加齢種について詳しく見ていきましょう!

    そもそも加齢臭って何?

    若い頃は汗をかいてそのままにしていれば誰でも汗臭くなりましたよね。

    ところが40代前後になってくると汗をかかなくても臭いが気になる人が増えてきます。そして汗をかくとさらに鼻につく嫌な臭いを放つように…。

    この中高年特有のモワァ~っとした脂っぽい臭いこそが加齢臭です。

    40代になると発生し始める体臭成分が加齢臭の原因

    加齢臭の原因はノネナールという体臭成分です。

    ノネナールは皮脂に含まれるヘキサデセン酸(脂肪酸の一種)が常在菌によって分解されることで発生します。

    このヘキサデセン酸は10代20代といった若い頃には皮脂に含まれていません。しかし、40代になると分泌される皮脂の中にヘキサデセン酸が増加していきます。

    皮脂が分解されなければヘキサデセン酸が発生することはありませんが…。

    ただ常在菌は頭皮や髪の毛に潤いと艶を与えるために皮脂を分解して皮脂膜を作るんでしたよね。分解されないと頭皮は保湿だけでなくバリア機能が失われてしまい傷んでしまいます。

    つまり、皮脂は常に常在菌によって分解されるのでヘキサデセン酸が増加する40代になると加齢臭の元凶であるノネナールが発生するのは必然となるわけです。

    男女を比べると一般的に男性の方が加齢臭が強いと言われています。理由は女性よりも男性の方が皮脂分量が多いからです。

    女性ホルモンには過剰な皮脂分泌を抑える働きがあるため、女性ホルモンの分泌量が多い女性は比較的、加齢臭に悩まされる人は少ないようです。

    しかし、女性といえども安心はできません。

    更年期や閉経を迎えると今まで活発だった女性ホルモンの分泌量が一気に減少します。合わせてホルモンバランスが崩れると女性でも加齢臭に悩まされる人が増えてきます。

    加齢臭の元「ノネナール」の原因はヘキサデセン酸ですから、

    現代は無理なダイエットや偏食、生活リズムの乱れ、ストレスなどで若い男女にでもホルモンバランスが崩れるているケースが多いです。

    そのため加齢臭のような臭いに悩まされている若者も少なくないようです。

    加齢臭による頭皮臭を抑える対処法

    加齢臭の原因がわかったところで、今度は如何にして加齢臭を抑えるかです。

    加齢臭を抑える方法をご紹介します。

    過剰な皮脂の分泌を抑える

    皮脂分泌量が過剰なのであれば、まずは分泌量を抑えることです。

    皮脂に含まれるヘキサデセン酸量の増加に比例して加齢臭もきつくなるので、まずは皮脂が正常に分泌される状態に戻すことが重要です。

    その為には、まずは身近なところから見直してみること、そして改善できるところがあれば徐々に改善していくことです。

    《生活リズムの見直し》
    例えば、生活リズムを見直してみる。睡眠サイクルが乱れていないか、質の良い睡眠がとれているか。

    睡眠不足は自律神経のバランスを要因となり、その結果ホルモンバランスの乱れにもつながります。

    ホルモンバランスが乱れると正常な皮脂分泌も出来なくなってきます。

    《食生活の見直し》
    当たり前ですが、人間の体は毎日の食事から摂取する栄養素から作られています。

    だからこそ、何を食べるかで人間に健康は左右されます。ひと昔前は成人病と言われていたのが、生活習慣病に改められましたよね。

    つまり健康を左右するのは生活習慣なんだということです。

    ガンや脳血管疾患、糖尿病、高血圧といった名の知れた病気でなくても、皮脂が過剰に分泌される状態は健康とは言えません。

    タンパク質や脂質は健康な体を作る上では必須ですが、動物性のタンパク質やい脂質の取りすぎ、ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取不足皮脂の過剰分泌を招きます。

    食事は何よりも栄養バランスを心掛けることが大事です。

    頭皮の皮脂分泌が多いと感じる人は、一度日頃の食生活を見直してみてはいかがでしょう。

    ノネナールの発生を抑える

    ノネナールの発生を抑えるためには、まず動物性脂肪の取りすぎに注意しましょう。

    動物性脂質とはバターやラード、マヨネーズのように常温で固まる油のことで、これらは体内の脂肪酸や過酸化脂質を増やしてしまいます。

    また揚げ物も過酸化脂質を増幅させてしまう食べ物です。

    前述したように脂肪酸や過酸化脂質はノネナールを発生させる要因となります。

    まずは、動物性脂肪の摂取が多いと感じる方は控えつつ、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な野菜や海草、豆類、きのこ類を意識して食べるように心掛けてみましょう。

    とくにビタミンA・C・Eといった抗酸化物質を豊富に含む野菜を積極的に取るようにしましょう。

    いきなり油ものを減らすのはストレスだし無理かもしれません。それよりも抗酸化物質を豊富に含む野菜を意識して食べる量を増やしていく方がストレスなくできます。

    他にも、味噌汁や酢の物、納豆といった発酵食品も体の酸化を防いでくれるだけでなく善玉菌を優勢にし腸内環境を整えてくれます。

    腸内環境の悪化は体臭の原因にもなるので、無理をせず徐々に食生活を変えていくと良いでしょう。