髪の毛や頭皮のことを考えると「ノンシリコンシャンプーが良い」って聞きますよね。

あなたも、シリコン配合に替えてみようと思っているかもしれませんね。あるいはすでに使っているかもしれませんね。

ところが実際に使っている人の2/3以上は「なんとなく違いがわかる程度」で、両者の違いを明確に理解している人は30%に満たないというデータが出ています。

「あなたはシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いをどの程度理解していますか」と聞いたところ、「詳しく知っている」と回答したのは6.8%で、「なんとなく違いが分かる程度」と回答した人と合わせても28.8%だった。一方、20歳代の女性では58.0%が「分かる」と回答している。

※「マイナビニュース」のアンケート結果から抜粋

ノンシリコンシャンプーに興味がある方は、この機会に両者の違いをしっかりと理解しておきましょう。

ノンシリコン、シリコン配合って何? 

早速、両者の違いを明確にしたうえでそれぞれのメリット、デメリットも抑えておきましょう。

そもそもシリコンって何?

シリコンは正式には「シリコーン」と言いますが、ここでシリコンで統一しますね。

近年、シリコンはさまざまなものに使われています。調理器具をはじめ日用品、建築資材、女性の豊胸手術、カー用品、、シャンプーやリンス、洗濯用品など。他にもコンタクトレンズやティッシュペーパーにまで使われています。

なぜここまで色んな用途に使われているかというと、シリコンにはさまざまなメリットがあるからです。下記に主なメリットをご紹介します。

《シリコンの主なメリット》

  • 耐熱性に優れている
  • 耐候性(自然環境に耐えうる性質)に優れている
  • 柔軟性に優れている
  • 通気性に優れている
  • 安全性に優れている

こういった理由からシリコンは工業から医療の分野まで幅広く利用されているわけです。

シリコンシャンプーは本当に悪いのか?

シリコンは化学反応によって作られた人工物ですが、前述したようにシリコンは結論から言うと安全性が確かめられたものなので一概に「悪」というのは強引な気がします。

というのも医療分野でも利用されていますからね。パッと思い浮かぶのは豊胸手術ではないでしょうか。体内に埋め込むわけですから人体にとって有害なものであればまず利用されませんから。

ちなみにシャンプーに配合されているシリコンはそれとはまったくの別物です。

今ではシリコンシャンプーはまるで悪者扱いされています。実際にシリコン配合を悪と主張している側の主張は・・・

「シリコンが頭皮に付着してしまうと毛穴に詰まって栄養が十分に行き届かなくなってしまう。その結果髪は痩せ細り抜け毛や薄毛の元凶となる。」というのです。

ただ、シリコンの研究結果ではシリコンは網目状の被膜を作ってコーティングすることがわかっています。つまり、皮膚をスッポリとコーティングすることはないのです。

前述したようにシリコーンは通気性に優れています。それは網目状の被膜だからです。このことから、シリコンが毛穴を完全に塞ぐことはないとも言えます。

もし「シリコン=悪(有害)」であれば、医療分野で使われることはまずありえませんし、コンタクトレンズなど目に入れるものに利用されることもありえないわけです。

では、まったく弊害はないのか?と言えば100%無害とは言い切れないのも事実です。

シリコンがこのよに生まれたのは20世紀初めのイギリスです。そこからさまざまな実験・研究がされより高品質なシリコンが生まれるにいたりました。そして現在はその優れた性質から幅広く利用されているのは前述したとおりです。

あくまでもシリコンは生理活性が低いため身体への毒性は低いというだけのことです。これは別にシリコンに限ったことではありません。

例えば育毛には亜鉛は欠かせません。亜鉛が不足すると抜け毛の原因になります。だからと言って多量に摂取すればこれまた抜け毛の原因になります。つまり亜鉛は多すぎても少なすぎてもダメで体内に必要な量は決まっています。

このように何にしても表裏一体、メリット・デメリットがあるのです。そこで今回はシリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーそれぞれのメリット、デメリットを把握しておきましょう。

シリコン配合のメリット・デメリット

念のためもう一度言っておきますが、シリコンシャンプーとは「シリコン」を配合することで髪同士の摩擦係数を減らし髪表面を滑らかにしてくれるシャンプーのことです。

シリコン配合のメリット
シリコン配合のメリットはなっといっても洗い上がりの髪の毛が滑らかで指通りが良いことです。

シリコンによって被膜を作り髪の毛をコーティングしてくれることで髪の水分が蒸発するのを防ぎ潤いと艶をキープできます。

またシリコンは耐熱性に優れているため髪の毛を外気やドライヤーの熱から守ってくれます。

シリコン配合のデメリット
デメリットは個人的には頭皮に付着したシリコンを洗い残しをしてしまうと抜け毛の原因なるということよりも…

シリコンはコーティング剤として配合されているものなので洗った後すすぎを入念にしないと落ちにくいということです。

そのため、過度に力を入れてすすぎをしてしまうと指と頭皮の摩擦で抜け毛を助長してしまうことの方が個人的には欠点かなと思います。

もう一つ挙げるなら、シリコンの被膜でなめらかになるのは良いですが、髪の毛のまとまりが良くなるため髪全体のボリュームがなくなることです。

薄毛が気になる方はシリコン配合を使うと余計にボリュームがなくなり薄毛が進行したような印象になってしまいます。

ノンシリコンのメリット・デメリット

ノンシリコンシャンプーとは文字通り、シリコンを配合せずに作られたシャンプーのことです。ただ、ノンシリコンと言ってもシリコンを配合しない代わりに同じ効果を有する成分を配合しているものもあるので要注意です。

ノンシリコンなのに洗髪後の髪がきしみなくなめらかなら間違いなく他のコーティング剤が配合されているでしょう。

ノンシリコンのメリット
ノンシリコンシャンプーのメリットは頭皮により優しく、シリコン配合よりもすすぎが楽ということです。

また一般的にシリコンシャンプーは洗浄力が強めな成分が配合されていることが多いですが、ノンシリコンシャンプーの場合はアミノ酸系、もしくはベタイン系と言った洗浄力がマイルドで刺激が少ないものが多いのも特徴です。

シリコンは滑らかさが出る故にボリュームがなくなる反面、ノンシリコンは髪の毛がパサつく分、根元からふんわりと立ちあがり全体的にボリューム感が出るようになります。

個人的には、私はシャンプーは髪の毛よりも頭皮に優しい、洗浄力が強すぎないを重要視して選んでいます。

薄毛対策はあくまでも髪の毛よりも、その土台である頭皮をいかに傷つけず健康な状態を保つかですからね。

ノンシリコンのデメリット 
ノンシリコンのデメリットはなんといっても髪の毛がきしむこと、そしてパサつくことです。

とくに髪の毛が長く猫毛の人はノンシリコンシャンプーを使うと髪の毛同士が絡み合ってキューティクルが傷んで切れ毛の原因になります。

あと挙げるとするなら値段がシリコン配合に比べて高いってことですね。安くても2000円以上はするものが多いです。

ちなみに私は黒髪スカルプケアを使用していますが1本3500円弱(税込)です。

ノンシリコンは髪がきしむのが嫌だという方へ

今までシリコンシャンプーを使っていた方が初めてノンシリコンシャンプーを使うとまず感じるのが髪の毛の「きしみ」「パサつき」です。これは仕方がないことなのでしょうか?それとも対策はあるのでしょうか?

髪の毛がきしむのは仕方ない…?

はっきり言ってしまえばノンシリコンを使っている限り仕方のないことです。なぜなら、今までシリコンでコーティングされていたものがなくなるわけだから髪の毛がきしむのは当然のことです。

男性で車好きの方なら一度はシリコンスプレーを使ったことがあると思います。シリコンは「摩擦係数が低い」という特性をもっているため滑りがよくツルツルしますよね。

これと同じ原理でシリコンが髪の毛をコーティングすることで摩擦が減るため指通りが良く抵抗のない、滑るようななめらかな手触りを得られます。

そのシリコンを排除したのがノンシリコンなわけだから、洗っている間から髪の毛がきしむのは当然のこと。

きしみやパサつき対策をするなら…

最初は気になるかもし触りれませんが使い続けることできしみやパサつきは徐々に改善されてはいきますが、シリコン配合のシャンプーのようななめらかな手触りを得ることは難しいです。

それが嫌でシリコン配合のものに戻す方もすくなくないのが現状です。

それではせっかく薄毛対策のためにノンシリコンにした意味がなくなりますよね。何か対策はないのでしょうか?

あります!きしみやパサつき改善のために使ってほしいものが2つあります。1つ目はトリートメント、そして2つ目は馬油です。

トリートメントにはシリコン配合のものが多いので選ぶ際は注意しましょうね。

せっかくノンシリコンシャンプーを使っているのにシリコン配合のトリートメントを使っねては意味がなくなりますから。市販のトリートメントはシリコン配合が圧倒的に多くノンシリコンのトリートメントを探すのは苦労します。

とは言ってもノンシリコンのものもあるので成分を確かめて購入しましょう。

2つ目は馬油ですね。

馬油は昔から火傷や肌荒れ、あかぎれ、切り傷といったスキンケアに利用されてきました。いわば人間にとってもっとも安全で優れた油と言われています。

それは、人間にとってもっともすぐれたスキンケア成分は毎日分泌されている皮脂だからです。

人間には本来、自分で体を修復、洗浄、再生する力が備わっています。難しく言うと「新陳代謝」「解毒」と言った類ですね。

そして抜け毛の元凶にされていますが皮脂にも前述した働きが備わっているのです。馬油は人間の皮脂にもっとも近いと言われています。

ドラッグストアやネット通販でも売られているので興味ある方は試してみるのも良いかもしれません。値段はピンキリです。

また最近は馬油配合のトリートメントやノンシリコンシャンプーもあるので、どうしても髪の毛のきしみとパサつきが許せないって方は使ってみるのも良いでしょう。

ちなみには、私はトリートメントや馬油は一切使っておりませんが…。今のところはですが。

まとめ~シリコンの有無以上に注意すべきこと

以上、今回はシリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーの違いやそれぞれのメリット、デメリットについて詳しくお伝えしてきましたが、違いは分かりましたか?

それぞに良さもあれば欠点もあるってことです。

雑誌や商品広告を見るとどれも両極端な主張をしていますが…。それは、ライバルの弱点を際立たせて売りたい商品の良さをアピールしたほうが売れるからですよね。

と言っても、私はとくに影響されやすい人間なので偉そうなことは言えませんが…(汗)

個人的には「シリコンシャンプーは絶対にダメ!使うならノンシリコンシャンプーしか考えられない!」とは言い切れません。ただ、私はノンシリコンをここ2年ほど使っています。

どちらを使うかはやはり個人個人の考えでよいと思います。

この記事をご覧になった結果、「やっぱりシリコン配合でいいや。」と思う方もいるでしょうし、「いや、ノンシリコンにしよう!」と思う方もいるでしょう。

最後に重要なことを言っておきますね。ここまでシリコンの有無についてお伝えしてきましたが、実はそれ以上に重要なことがあります。

それは「どんな洗浄成分が配合されているか?」ということです。シャンプーを選ぶ際はシリコンの有無以上に重要です。

ノンシリコンとしか記載のないものはとくに要注意です。単にシリコンを使っていないだけで洗浄お力が強く頭皮や髪の毛をケアする成分が一切配合されていないものもあります。

逆にシリコン配合でもヘアケアに有効な成分を配合して洗浄力のマイルドなものもあります。

購入する際は十分に注意して選ぶようにしましょうね。どちらを選ぶかは「あなた次第」です^^