育毛剤は医薬品・医薬部外品・化粧品に3種類に分類される

薄毛対策を考えたときに、まず考えるのが「育毛剤」という方は多いのではないでしょうか。

そこで育毛剤と言われる商品を見てみると「医薬品」とか「医薬部外品」という表記がされているます。中には「ヘアトニック」と表記されているものも目にしませんか?

ただでさえ様々な育毛剤がある中で、こういった表記にも違いがあるとますますどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。

薬事法では、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」と3種類に分類され、それぞれには違った特徴があり、これは育毛剤と呼ばれるものにも当然当てはまります

それぞれの違いや特徴を知った上で育毛剤を使用しなければ、あなたが期待した結果が出ないばかりでなく、時には思いもよらないトラブルが及ぶこともあります。

育毛剤での薄毛対策をする前に、まずは「育毛剤」「医薬部外品」「化粧品」それぞれの違いと特徴をしっかりと確認しておきましょう!

育毛剤とは

育毛剤を定義づけると、

頭皮のフケ・痒み・脱毛・薄毛など、様々な脱毛症の治療・予防・防止、養毛、育毛、円形脱毛症、毛生促進、などの目的で用いられる医薬品および医薬部外品の外用剤

≪20歳若く見える頭髪アンチエイジング~板羽忠徳著より抜粋》

ということになります。

育毛剤は大きく分けて3種類

育毛剤と一言でいっても様々なものが病院で処方されたり、また市販品として販売されています。

育毛剤は薬事法によって大きく分けると「医薬品」「医薬部外品」「化粧品(トニック)の3種類に分類されています。

このように3種類に分類することで各種の効果・効能が及ぶ範囲を明確にしています。

薄毛対策として使用するにしても、各種類の特徴を知った上で使うのと、知らないまま安易に育毛剤が良いからと使う理由だけで使うのとではあなたが得られる結果は大きく左右されます。

ですから、まずは各種育毛剤の特徴を知ることが育毛剤による薄毛対策の第一歩です。

あなたが求める結果を出すためにも、まずは3種類のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

医薬品

医薬品とは、病気の予防はもちろん積極的治療に重点を置いた薬品のことです。

厚生労働省により効果・効能が認められている有効成分が配合されているため効果は期待できるが、その反面身体へ及ぼす副作用には注意が必要です。

その為、使用する際には医師の処方箋が必須なものがほとんどです

第二条 この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
一 日本薬局方に収められている物
二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具、歯
科材料、医療用品及び衛生用品(以下「機械器具等」という。)でないもの(医薬部外品を除く。)
三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でない
もの(医薬部外品及び化粧品を除く。)

《薬機法第二条第一項の抜粋》

そして、医薬品には「医療用医薬品」と「一般医薬品(OTC薬品)」の2種類があるので詳しく見ていきましょう。

医療用医薬品とは

医療用医薬品とは、一般には市販されておらず医師の処方箋が必要な治療薬です。

プロペシア・プロペシアジェネリック・フィナロ・ザガーロ・アボルブ・ミノタブ・ロゲイン・フィンペシア・エフペシアなど

一般医薬品とは

一般医薬品とは、医師の処方箋は必要なく薬局やドラッグストアなどで購入できる治療薬のことです。

また一般医薬品には、その副作用などにより日常生活に支障をきたす程度の健康被害が生ずるおそれがあるため、「第一類」「第二類」「第三類」の3種類に分けられています。

《第一類医薬品》
一般医薬品としての市販経験がすくなく、安全性評価が確立していない成分や件子被害のリスクが特に高いと考えられる医薬品

薬剤師が手渡しし商品内容や使用方法について文書で購入者に説明する義務があるため、薬剤師が常駐している薬局やドラッグストアでしか購入できません。

代表的なものとして「リアップ(大正製薬)」「リグロ(ロート製薬)」「ミクロゲン
(啓芳堂製薬)」などがあります。

《第二類医薬品》
まれに日常生活に支障をきたす健康被害が生ずる恐れのある医薬品

代表的なものとして「カロヤンS(第一三共ヘルスケア)」「ハツモールヘアーグロア(田村治照堂)」など。

《第三類医薬品》
日常生活に支障をきたす程度ではないが、身体の変調や不調が起こる恐れのある医薬品

代表的なものとして第一三共ヘルスケアから販売されている「カロヤンガッシュ」「カロヤンアポジカ」「カロヤンプログレ」などがあります。

医薬部外品

厚生労働省が効果・効能があると許可した成分が、厚生労働省が定める基準濃度で配合されたものが医薬部外品です。

医薬品が治療重視の薬品に対して、医薬部外品は予防に重点がおかれています。

有効成分の身体への作用も緩やかなため副作用も医薬品と比べて少ないのが特徴です。

現在、市販されている育毛剤で「薬用〇〇」と呼ばれているものは、ほとんどがこの「医薬部外品」に分類されています。

つまり医薬部外品と認められてないものは「薬用〇〇」と表示してはダメです。

2 この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。
一 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物(これらの使用目的のほかに、併せて前項第二号又
は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
ロ あせも、ただれ等の防止
ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛
二 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために
使用される物(この使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物
を除く。)であつて機械器具等でないもの
三 前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物(前二号に掲げる物を除く。)のうち、厚生労
働大臣が指定するもの

《薬機法第二条第二項の抜粋》

2019年現在の代表的なものでいうと、「チャップアップ」「イクオス」「ポリピュア」「アデノゲン」「m-1ミスト」など、その他にも各メーカーからさまざまな医薬部外品としての育毛剤が市販されています。

化粧品(トニック)

医薬品や医薬部外品が治療や予防を目的としているのに対して、化粧品に分類されるものは身体の「清潔」「美しさ」「魅力」などを増すこと、または保つことを目的としています。

「育毛トニック」と表記されたものをドラッグストアでもよく目にしますよね。これら育毛トニックと表記されたものが化粧品に分類されます。

この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌
ぼう
を変え、又は皮膚若しくは毛
髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされてい
る物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの使用目的のほかに、第一項第二号又は第三
号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。

《薬機法第二条第三項の抜粋》

■厚生労働省ホームページ参照
https://www.mhlw.go.jp/index.html

■まとめ
以上、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」について、より理解していただけるよう要所をまとめて説明してきましたが、それぞれの違いや特徴はわかりましたか?

一目見てわかるように表にまとめてみたので参考にしてくださいね。

医薬品・医薬部外品・化粧品の違い