「最近、抜け毛が増えてきたな…」
「友達に髪の毛を指摘されるようになった…」
「頭皮が透けてるような…ハゲだけにはなりたくない」
と考えた時に、まず思い浮かぶのが育毛剤ではないでしょうか。
ところが、育毛剤を使った人の中には…
「サッパリ効果が出なかった」「買うんじゃなかった」と嘆いている人も少なくありません。
あなたは、育毛剤を選ぶときに何を基準に選びますか?
ここでは、せっかく購入した育毛剤で後悔しないように、あなたにピッタリの育毛剤を見つけるための「選び方」についてご紹介しています。
育毛剤は広告イメージや口コミの評判で安易に選んじゃダメ!
あなたは育毛剤について「どんなイメージ」をもっていますか?
多くの人は、広告のイメージや口コミの評判を見て選んでいる人がほとんどで、自分の薄毛の症状に合っているかどうか、わからずに購入して使っているのではないでしょうか。
現在まで、いろんな研究・実験がなされて徐々に薄毛になるメカニズムが解明されてきているのは確かです。
しかしまだ薄毛(ハゲ)に対する決定的な治療法は確立されていないのが現状です。
AGA専門医・ヘアクリニックにおける治療をはじめ、巷に多く普及している育毛剤は根治療法ではなく対処療法です。
育毛剤は有効と認められた成分をアルコールや水に配合し、毛乳頭や毛母細胞などの働きを活性化して発毛・育毛を促進させることを目的として薬剤メーカー、化粧品メーカーが独自の処方で成分を調合して製品化しています。
広告を見ると、さも使えば期待する効果がすぐにでも出るようなイメージや、過度に将来の不安を煽るようなものも見受けられます。
確かにイメージは大事な要素ではありますが、安易に製造メーカーのイメージ戦略に乗ってはダメです。
自分の症状に合った育毛剤を選ぶために大切なこと
育毛剤を選ぶ際にまず知っておくべきことがあります。
それは、薄毛が進行して行くとどんな症状が頭皮に現れるかということです。
薄毛で悩む人の多くは以上の症状が必ずと言っていほど現れています。
そして各メーカーは、以上の症状に対処すべく有効とされる成分を独自の処方で調合して製品化しているのです。
自分の症状に合った育毛剤を選ぶには、まずあなたに今どんな症状があらわれているかをチェックしましょう。
そして、育毛剤を対処療法的に考えて、商品の広告の謳い文句やコンセプト、成分などをしっかり見て、自分の症状に合った成分が配合されている育毛剤を選ぶことが重要です。
育毛剤には4つのタイプがある
巷に育毛剤が溢れかえっているため、いざ選ぼうと思っても多すぎて何が良いのか迷ってしまいますよね。
いよいよ当記事の本題です!育毛剤は大別すると4タイプに別れています。
なぜなら、薄毛や抜け毛が進行して悩みや不安を抱えている人の頭皮をチェックすると必ずと言っていいほど、前項で紹介した症状があらわれているからです。
育毛剤の中にはオールマイティに4タイプを網羅したものもあれば、1つや2つのタイプに的を絞って製品化しているものもあります。
広告イメージや口コミだけを信じて判断せず、まずは育毛剤の4つタイプをしっかりと頭に叩き込みましょう!
血行促進タイプ
薄毛や抜け毛が進行している日地のほとんどは頭皮の血行が悪くなっています。
頭皮を触ってみてると硬くて突っ張った感覚がある、また他の皮膚よりも温度が低いと感じたら、まず血行は良いとは言えません。
血行促進の対策としては…
- 毛乳頭の血管を拡張し血流量をアップさせる
- 毛母細胞に必要な栄養やエネルギーを届きやすくする
- 毛根の代謝を活性化させる
血行促進に有効な成分
▽頭皮の老化抑制(アンチエイジング)に良い成分
毛母細胞賦活・活性タイプ
薄毛や抜け毛が目立つだけでなく、髪の毛自体が細くなってコシがなくなっている場合は毛母細胞の働きが低下している証拠です。
毛母細胞活性化の対策として
- 頭皮の血流量をアップして血行を良好にしてあげる
- 毛髪を作り出す毛母細胞を活性化して新陳代謝を促す
毛母細胞活性化に有効な成分
亜鉛
-塩化リジン・PCA・アスパラギン酸・アラニン・アルギニン・イソロイシン・グリシン・メチオニン・セリン・トレオニン・バリン・ヒスチジン・フェニルアラニン・プロリン
男性ホルモン抑制タイプ
薄毛で悩む人の多くは男性型脱毛症(AGA)と言われています。
AGAには遺伝的要素もありますが男性ホルモンが大きく関係しています。
家系に薄毛(ハゲ)が多い人は要注意ですが、その他、体毛が濃いのもAGAになる可能性が他の人と比べて高いと言われています。
AGAの主要な原因は男性ホルモンの一種である「テステステロン」と「5αリダクターゼ」が結合することで発生する「ジヒドロテステステロン(DHT)」が毛乳頭を攻撃してしまうことです。
DHTによって攻撃された毛乳頭は委縮してしまい毛母細胞の成長を阻害してしまいます。
育毛阻害物質の防止対策として・・・
- テストステロンと5αリダクターゼが結合してDHTを発生することを防ぐ
- すでに出来てしまったDHTが毛乳頭を攻撃するのを防ぐ
- 男性ホルモン抑制のために女性ホルモンを利用する
男性ホルモン抑制に有効な成分
皮脂分泌の抑制・除去タイプ
額や鼻が脂っぽい、またシャンプ―しても髪の毛や頭皮がすぐにベタつく人はこのタイプがおすすめです。
他にも頭皮の臭い、痒みがある、フケが多く出る人もこのタイプです。
防止対策として
- 頭皮の毛穴を塞いでいる脂栓やフケを除去して頭皮を清潔にする
- 過剰な皮脂の分泌を抑える
- 痒みがある人は微生物の繁殖を抑えて炎症を抑える
過剰な皮脂分泌・除去&雑菌繁殖の防止に有効な成分
皮脂分泌を抑制・除去する成分
雑菌の繁殖防止&過剰なフケの発生防止をする成分
炎症防止に良い成分
頭皮や髪の毛の保湿に良い成分
《番外編》この成分が配合されているものは避けるべし!
下記の紹介する成分は、育毛促進には全く関係なく単に見栄えを良くしたり、安価に製造するために利益追求型の企業がよく使用する成分です。
頭皮や髪の毛にとって刺激物であるため注意が必要です。とはいっても使ったからと言ってすぐに悪影響が出るというものはありませんが、やはり頭皮や髪の毛の刺激になるものは避けましょう。刺激になるということは、つまり気づ浸けてしまう恐れが有るということですからね。
後悔しない育毛剤を選ぶ7つポイント
良いなと思える育毛剤を片っ端から購入できる余裕があるのなら、そこまでシビアになる必要はないかもしれませんが…。
お得な価格と言っても、それなりの価格がしますよね。100%効果が出るなら迷わず購入するでしょうけど、そんなことはわからないですよね。
でしたら、1発目から自分に合った育毛剤を使うのが最も効率的だしコスパも高いと言えます。その為にも、重要なのが数ある育毛剤の中から迷わず自分にピッタリの育毛剤を探し出すことです。
以下の7つのポイントは必ずチェックしましょう!そうすれば、高確率で納得できる育毛剤に出会えるはずです。
ポイント1:自分の症状に合った成分が配合されていること
いくら良いと言われている成分が配合されていたとしても、あなた自身の抜け毛や薄毛の症状に合った成分が配合されていなければ、期待する結果が現れません。育毛剤には大きく分けて4つのタイプがありましたよね。まずは、あなたの薄毛の原因は何なのかをチェックして、その上で症状に合った育毛剤を選ぶようにしましょう。
ポイント2:育毛理論に基づいた成分を配合していること
育毛促進に良いとされる成分は多くあります。配合成分の数が多いものは良く、少ないものは良くないとは一概には言えません。良いと言われる成分を闇雲に配合しても期待する結果は得られません。
その育毛剤を開発するにあたって、「この成分はどういった理由で配合しているのか?」を育毛理論に基づいて選んで配合しているかを広告を見てしっかりチェックしましょう。
ポイント3:成分を浸透させる工夫がしてあること
いくら良い成分が配合されていても、その成分が毛根(毛包)にまで浸透しなくては良い作用は起こりません。「成分を如何に毛包にまで届けるか」を考えて工夫がされているかをチェックしましょう。
ポイント4:継続しやすい価格設定であること
なんだかんだ言っても価格は重要です。というのも育毛剤は1ヵ月お試しで使用したからと言って期待する結果はまず出ないと思ってください。
最低でも3ヶ月という方が多いですが、ヘアサイクルから考えると最低でも6ヶ月継続が望ましいです。その為には、継続しやすい価格設定なのかどうかも選ぶ際に重要です。
ポイント5:購入後のサポート体制がしっかりしていること
使用していると不安や疑問などは必ず出てきます。それをそのまま放置して不安を持ったまま使用するのは精神的にも良いとは言えません。
買って終わりではなく、購入後も毛髪診断士などによる電話・メールでの相談ができるサポート体制がしっかりしているかも要チェックです。
返金保証があること
万が一、使用してみてアレルギー反応を起こすケースもあります。使用しても返金保証がある方が安心して購入できます。
ポイント6:定期購入にしばりがないこと(1回で解約できる)
定期購入だとお得な価格で購入できるというメリットがある反面、3ヶ月継続といった”しばり”があるものは避けましょう。育毛剤によっては配合成分が良くても肌に合わずにアレルギーになるケースも稀にあります。
1回目で解約が可能なものをなるべく選ぶようにしましょう。中には初回購入が激安で2回目以降の価格設定が高いものもあります。初回購入の価格に目を奪われて見落とさないように注意しましょう。
ポイント7:余計な成分が配合されていないこと
広告の謳い文句にばかり目が行ってしまい案外見落としがちなのがこれです。
良い成分ばかりアピールして、デメリットとなる成分をサラッと小文字で目立たないように掲載している広告もたまに見受けられます。
前述した「《番外編》この成分が配合されているものは避けるべし!」の項目を再度確認して見落とさないようにしましょう。
まとめ、そして最後にあなたにどうしても伝えたいこと!
ココまで、育毛剤を選ぶうえで重要なことをあれこれお伝えしてきました。
後悔しない育毛剤を選ぶために、もっというと満足できる育毛剤を選ぶために、お伝えしてきたことはどれも重要なことばかりです。
広告の謳い文句や体験者の口コミを見て、「なんか良さそうだな~」とイメージで決して選んではいけません。
現に、口コミを見ても大満足して高評価している人もいれば、真逆で低評価でこき下ろした評価をしている人もいるからです。
なぜ同じ商品なのに180度も違うのか?それは、育毛剤事態に原因がある場合もありますが、それよりも選定ミスです。つまり自分の症状に合ってない育毛剤を選んでいるのです。
それ以外にも、使い方が悪かったり、ケア方法を間違っていたり、日頃の生活習慣や食生活が偏っていたりなどさまざまな要因があります。
最後にもう一度言いますが、「育毛剤さえ使えば何とかなる!」という考えは今日からやめましょう。何ともなりません。
育毛剤は根治させるためのものではなく、あくまでも対症療法・予防のために補助的使うものです。
1ヵ月そこら使っても変化はまずありません。まずは最低でも6ヵ月です。ヘアサイクル上は6ヶ月経たないと目に見えるほどの髪の毛の成長はないからです。
でもヶ月後には、やっぱり嬉しい変化を実感したいですよね!そのためにも当記事でお伝えした選ぶうえでのポイントをしっかり押さえて、今後は育毛剤を品定めしてみてはいかがでしょう。